ITパスポート試験とは?試験のしくみと申込み

ITパスポートは、仕事や暮らしでITを活用するための基礎知識を問う国家試験です。学習を始める前に、試験のしくみと受験できる時期を押さえましょう。

更新日:2026-09-28

受験時期を先に確認する

2026年12月28日以降は、システムのリプレースに伴う試験休止が予定されています。 会場によっては、それより前に実施を終える場合もあります。休止後の再開時期は、決まり次第IPAから案内される予定です。

「通年実施」と書かれていても、すべての日・会場で予約できるわけではありません。希望の会場と空席を確認してから、学習期間を決めてください。2027年度の制度見直しについては、2027年度から、ITパスポート試験はどう変わる?で整理しています。

出典:IPA:CBT方式の2026年5月以降の試験実施について(2026年9月28日確認)。

どんな試験?誰が受けられる?

専門的なシステム開発だけでなく、経営、業務改善、データの活用、情報の安全な扱いまで学ぶ試験です。IT部門以外で働く人や、これから仕事に就く学生も想定されています。

受験に特別な資格は必要ありません。最初からプログラムを書けることを前提にせず、用語の意味と身近な業務での使い方を結び付けながら学習できます。初めて学ぶ方は、勉強法の5ステップから取り組む順番を確認できます。

分野主に学ぶ内容
ストラテジ系企業活動、法務、経営戦略、システム戦略など
マネジメント系開発、プロジェクト、サービスの管理、監査など
テクノロジ系コンピュータ、ネットワーク、データベース、セキュリティなど

出典:IPA:ITパスポート試験、IPA:ITパスポート試験 FAQ。

試験は会場のパソコンで、120分・100問

項目現行試験の内容
試験時間120分
出題数100問
解答形式4つの選択肢から1つを選ぶ
受験方式CBT(試験会場のパソコンで解答)
実施申込み時に日時・会場を選択

自宅のパソコンで受けるオンライン試験ではありません。画面で問題を読み、マウスなどを使って解答します。知識の確認に加えて、長い問題文や図表を画面で読む練習もしておくと、当日の操作と内容を分けて考えやすくなります。

出典:IPA:ITパスポート試験、IPA:ITパスポート試験の受験申込み。

合格には、4つの基準をすべて満たす

評価必要な評価点
総合評価600点以上/1,000点
ストラテジ系300点以上/1,000点
マネジメント系300点以上/1,000点
テクノロジ系300点以上/1,000点

総合評価だけが基準を超えていても、1分野でも基準に届かなければ合格基準を満たしません。得意分野を伸ばしつつ、手を付けていない分野を残さないようにしましょう。

60問正解すれば必ず合格、という仕組みではありません。 公式の評価点はIRT(項目応答理論)に基づいて算出されます。過去問やアプリの正答率は、学習の進み具合を見る材料です。その数字を公式の点数や合否へそのまま置き換えることはできません。

出典:IPA:試験内容・出題範囲。

申込みは、登録・予約・支払いの順に

  1. 公式の受験案内を開く。 休止予定と受験上の注意を確認し、ITパスポート試験の公式申込みサイトへ進みます。
  2. 利用者登録をする。 受験者本人の情報を登録し、利用者IDとパスワードを保管します。kakoloopのアカウントとは別です。
  3. 会場・日付・開始時刻を選ぶ。 予約できる範囲は支払い方法や申込み時刻によって異なります。表示された開催日から、移動時間にも余裕のある枠を選びます。
  4. 受験手数料を支払う。 現行の受験手数料は7,500円(税込)です。公式案内ではクレジットカード、コンビニ、バウチャーによる支払いが用意されています。支払い期限と完了状況を確認します。
  5. 確認票を確認する。 登録された内容、日時、会場、受験番号などを確かめ、当日の案内を保存します。

支払い方法ごとの締切や変更期限は、申込み画面と公式案内を優先してください。このページやkakoloopから受験予約が完了することはありません。

出典:IPA:受験申込手順、IPA:スケジュール、手数料など。

前日までに確認するもの

  • 予約した日時と会場への行き方。 同じ地域にも複数の会場があるため、会場名と住所を照合します。
  • 確認票と本人確認書類。 当日に認められる書類、氏名表記、必要な情報は公式の受験案内で確かめます。確認票は余裕をもってダウンロードしてください。
  • 受験に必要な3つの情報。 受験番号、利用者ID、確認コードを確認します。公式案内では、確認票の印刷ができない場合は、この3つを控えて持参する方法も示されています。
  • 受験上の配慮が必要な場合の手続き。 身体の不自由などによりCBTで受験できない方のために、証明書類の提出が必要な筆記方式の特別措置試験があります。通常の申込みとは手順や時期が異なるため、先に公式窓口の案内を確認します。

出典:IPA:受験申込手順、IPA:ITパスポート試験の受験申込み。

試験結果と正式な合格発表を分けて確認する

受験後は、公式サイトの利用者メニューから試験結果レポートをダウンロードできます。レポートには総合評価点や分野別評価点が記載されます。利用可能になるまで、試験終了後2〜3時間かかる場合があります。

正式な合格発表は、受験月の翌月中旬から下旬に行われます。正確な発表日と合格証書の発送予定は、公式サイトで自分の受験月の案内を確認してください。点数の確認と、合格者の正式発表は別の手続きです。

出典:IPA:試験結果レポート。

よくある質問

Q自宅のパソコンで受験できますか?

できません。CBT方式は、試験会場に設置されたパソコンで受験する方式です。

QITの仕事をしていなくても受験できますか?

受験に特別な資格は必要ありません。ITを活用するすべての職業人や、これから職業人になる人を想定した基礎的な試験です。

Q過去問で6割正解できたら合格ですか?

合格を保証する目安にはできません。公式の評価点はIRTに基づき、総合評価と3分野それぞれに基準があります。練習では、初見の問題を理由まで説明できるかも確認しましょう。

Q2027年度の新しい試験を待った方がよいですか?

受験する目的と時期に合わせて決めます。現行試験で受験する場合は予約可能日と休止予定を、新制度で受験する場合は開始時期や最終的な出題範囲の公式案内を確認してください。

出典・確認日

編集・確認:kakoloop · 編集方針