ITパスポートの過去問は何年分・何周?解く範囲と進め方

年数や周回数だけでは、理解できた範囲は分かりません。まず一つの年度でつまずく分野を見つけ、必要な問題へ戻り、別の年度で同じ知識を使えるか確かめましょう。

更新日:2026-10-07

何年分?まず一つの年度を起点にする

「3年分なら十分」「5年分なら安心」と一律には決められません。必要な範囲は、今の知識と、初めて見る問題で何ができるかによって変わります。この記事の進め方はkakoloopの学習提案であり、合格に必要な年数や周回数を定めるものではありません。

まだ着手していないなら、令和8年度の公開問題を起点にします。一度に100問を終えなくてもよいので、各分野に触れながら「言葉が分からない」「計算式が立たない」「条件を読み落とす」を短く残します。

一つの年度だけを何度も続ける前に、年度別の過去問一覧から別の年度を選び、同じ知識を違う問題で使えるか確認します。どの年度も既に解いている場合は、答えを覚えていない問題や説明に迷う問題を選び直してください。

年度別と分野別は、目的で使い分ける

今の状態選ぶ問題確かめること
得意・不得意がまだ分からない一つの年度を広く見るどの分野・設問で止まったか
特定の分野の言葉で止まるその分野の問題と用語定義を問題の場面に当てはめられるか
同じ問題の答えを覚えた別年度の関連問題言い換えられても判断できるか
一通り学んだが時間が心配まとまった年度を時間を測って解く未解答や長く迷う問題がどれか

例えばネットワークで止まるなら、ネットワーク分野の過去問とネットワークの用語を往復します。先に全年度を終える必要はありません。調べた内容を次の一問で使うところまでを一つの区切りにします。

何周?二回目以降は確認する内容を変える

一回目は、解答前に自分の根拠を言い、解説で修正する回にします。二回目は解説を閉じ、選択肢の記号ではなく「この条件だから、この考え方を使う」と説明できるかを見ます。すべてを同じ回数だけ回す必要はありません。

  • 理由まで説明できた問題:別年度や別の聞き方へ進みます。
  • 正解したが理由が曖昧な問題:迷った選択肢との違いを調べます。
  • 同じ理由で間違えた問題:周回を増やす前に、用語・式・読み落とした条件へ戻ります。

直前に見た答えを選べることと、時間が空いても知識を使えることは分けて確認します。間違いの原因に合わせた直し方は、間違えた問題の復習方法にまとめています。

具体例:SCMを、別年度の設問で説明する

最初にSCMの意味を確認したら、令和2年度10月・問15と令和4年度・問22を使ってみます。前者はSCMの説明、後者はSCMシステムを構築する目的を問う問題です。

  1. 一問目を解く前に、SCMが何の流れを扱うか一文で書きます。
  2. 解説を確認し、自分の説明に抜けた対象を一つ補います。
  3. 二問目では、答えの位置を手掛かりにせず、誰とどんな情報を共有する話かを読みます。

「調達から販売へ続く流れを、取引先も含めて捉える」という説明を、異なる問題文へ結び付けられるかが確認点です。問題文を言い換える練習は自分のノートで行い、原題の条件と、自分で加えた条件を混ぜないようにします。

次の年度へ進むか、戻るかを判断する

年度を終えたら、正答率だけでなく「自力で理由を言えたか」「未着手の分野があるか」「時間を使い過ぎた問題はどれか」を確認します。

理由を説明できない問題が一つの分野に固まっているなら、その分野へ戻ります。全体に少しずつ残るなら、復習を続けながら次の年度にも取り組みます。いつも答えを覚えた問題ばかりになる場合は、令和7年度や令和6年度など、未着手の年度を確認用に残す方法もあります。

現行の試験形式は120分・100問です。通しで解くときは時計を使い、解説の閲覧は解答後に回します。ただし、練習の正答率を公式の評価点や合否にそのまま置き換えることはできません。形式の出典:IPA:ITパスポート試験。

古い問題と最新の範囲をつなげて、次の一問へ

過去問には、基本概念を確かめる用途があります。一方で、古い年度だけでは後から追加された項目を確認できません。法令・制度が登場する問題は出題時点を意識し、今の学習範囲はIPAのシラバス案内で確認してください。

2027年度の制度見直しについて知りたい場合は、2027年度の試験ガイドで予定と確定事項を分けて確認できます。過去問の年度を増やすことだけで、新しい範囲の確認を済ませないようにします。

今日の学習では、説明に迷う分野を一つ選び、学習アプリで過去問に取り組むところから始められます。公開題ページの選択肢クリックは学習履歴に保存されないため、記録を残す練習はアプリ内で行ってください。

よくある質問

Q過去問は3年分で足りますか?

年数だけでは判断できません。知らない言葉、理由を説明できない問題、未着手の分野を確認し、必要な分野を学んでから別年度で試します。追加・変更された範囲は公式シラバスで別に確認してください。

Q同じ過去問を何周すればよいですか?

一律の周回数はありません。一度目と同じ理由で迷うなら用語や式へ戻り、理由を説明できるなら別年度の問題へ進みます。繰り返した回数より、答えを見る前にできたことを記録します。

Q答えを覚えてしまった過去問にも意味はありますか?

根拠やほかの選択肢との違いを説明する練習には使えます。ただし、その問題の正答率だけでは初見の問題を解く力は判断できません。別年度の関連問題でも確認しましょう。

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この記事の内容を、実際の問題で確かめましょう。

出典・確認日

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